迷惑通信特別号

2013年10月 東北復興支援遠征

釜石復興応援遠征を終えて

報告   団長 山田常男

ラグビーの街釜石へ「復興応援遠征」に行って先ず驚いたことは、話には聞いていましたが北の果ての小さな街  釜石は街を挙げてラグビー情熱で燃えていることを目の当たり見て感ました
森喜朗元総理大臣の「ラグビー・わが人生」と題した講演があったため試合時間がずれ、 山に囲まれたグランドはライトをつけナイターとなった。勝敗はともかくみんな楽しい試合が出来ました。
アフター・ファンクションは又更に楽しく盛り上がりました。気持だけではありましたが義援金そしてお土産の数々を披露し、 楽しい雰囲気に包まれ、おわってみれば20時30分でした。
今後もこの交流が続くことを願いながら全員無事帰ることができました。これも前田ツアーキャプテンのまとめの中に 全員が節度ある協力的行動でまとまったツアーであったことに感謝いたします。

釜石復興応援ツアー紀行文

10月4日
釜石復興応援ツアーの為、10:00福岡空港に集合。いざ釜石へ!
出発ロビーでは気合を入れるために?既にビールを飲んでる人も・・・
11:15 スカイマーク882便にて一路仙台へ向けて出発。

機中でも、更なる気合を入れるためにワインを購入・・・飲み続ける・・ 13:00 あっという間に、仙台空港に到着。
仙台空港駅よりJRにて仙台駅に到着後、早速、仙台名物牛タンを食わんとばかり、各々名店街に直行、牛タンを堪能。
その後、ホテルにチェックインする人たち、市内観光する人たちと別れる。
市内観光は、もちろん仙台城跡へ、伊達正宗公の銅像を前に記念撮影
そして、夜は東北一番の歓楽街、国分町へ繰り出し、東北美人のお姉ちゃんの客引きにまんまと引っ掛かり(笑) 居酒屋に入るも、注文してもなかなかお酒も料理も出てこない(+_+)
交渉で値切ったせいかな??
とりあえず、文句を言いながらもここでも牛タンを堪能し、お店を出る。
また、ここで次に行く者、ホテルに帰る者と別れ、2件目に行った者は、仙台合流組の数人とまたまた、 今出たばかりの居酒屋の真ん前の居酒屋へ突入(訳わからん連中ばかり)
飲んだ後の〆は、どこに行ってもラーメン。これまた仙台名物?味噌ラーメンの大盛りを食らって満足顔で無事ホテルに帰り着く。

10月5日 
午前8:00にホテルを出発、誰も遅れてくる者はいない、流石大人の集団(笑)
豪華な貸切バスでゆったりと、途中2回程休息を入れて、釜石へ向かう。
予定通り、12:00には釜石松倉グランドに到着。ついに来たぞ釜石!!
土のグラウンドが鮮やかな人工芝に変わってはいたものの、それはTVで観たままの紛れもない「新日鉄釜石松倉グラウンド」だった。
我々の試合の前座?(大変失礼)として釜石SW対日野自動車RDの試合を観戦、見事釜石SWの快勝!! 
さぁ、次は迷惑倶楽部の出番だ!! アップにも気合が入る、いいゲームができそうだ!!
と、その時、森善朗元総理の講演会の参加者が少ないので聞きに行ってもらえないかと、相談が入る。 仕方ない、ここは全面的に協力しよう。すぐ隣の釜石高校の講義室に応援?に駆けつけ30分ほど有りがたい お話を聞かせて頂く・・・・
そして、いよいよ試合開始。15分×3本、1本目、2本目は白パン、紺パンメンバーでガチの試合。相手も結構若い。
先制したのは我が迷惑倶楽部、FWで縦また縦またまた縦しつこく縦でトライ!
しかし、迎え撃つ相手も強く速い!!流石、釜石ラガーだ!
うん??? よく見ると相手チームにはV7の時の伝説の名プレイヤー達が入っているではないか!!!  瀬川さん、千田さん、桜庭さん、坂下さん、高橋さん等々普通じゃ考えられないメンバーと試合してる。 ピッチ上で涙が出るくらい感動してしまった。
3本目は赤パン、黄パン、紫パンも入っての試合だが、ついつい力が入ってしまい結構、ハードなゲームとなってしまう。  まっ、仕方ないか。血が騒ぐってもんだろう(笑)
(試合結果については別途報告有)
アフターファンクションは、素晴らしいクラブハウスにて行われる。
その席にも、先ほどの各氏以外にもプロップの石山さん、鬼の一郎と言われた小林さん等参加され、 「わざわざ釜石まで来て頂きありがとうございます」とまで小林さんには言っていただき、また、瀬川さんは人懐っこく、 ここでしか聞けないというような、秘話を我々にお酒を注ぎながら語って下さるが、その酒の注ぎ方が豪快でかなり酔って しまった迷惑倶楽部のメンバーもいたようだ。
さらに、長山さんのミニライブ、高橋さんとのセッションは最高に盛り上がりを見せ、
♪♪迷惑倶楽部に幸せあれ〜♪♪と歌っていただいた。 感激だ!!
最後に迷惑倶楽部の部歌を斉唱しエールの交換を行いお開きとなり、その後、ホテルに帰り、もちろん終わりのない 釜石の夜に各々消えていった。

10月6日
昨夜の疲れも何のその、きちんと午前8:00には全員揃い出発。
この遠征のきっかけにもなり最初から最後まで釜石側と折衝して頂き、遠征を成功へと導いてくれた釜石OB の高杉君と奥様、そのご両親の見送りを頂く。有りがたい・・・
東北の人たちって本当に暖かい人たちばかりだ・・・
帰りは、三陸海岸を南下、途中被災地の模様を見て唖然とする。
TVで何度も見る光景だ。打ち上げられた大型船、奇跡の一本松、最後まで避難を呼びかけた公舎等々・・・ 実際に被災地に来てみないと感じられないことばかりである。
お昼は、「あ〜松島や松島や」で取り遊覧船で湾内を一巡りした後、仙台空港へ向かう。
16:20仙台発スカイマーク885便に搭乗、無事18:25福岡空港到着。
山田名誉会長の挨拶を持って解散となる。
この遠征で、お世話になった釜石関係者の皆様に感謝するとともに、少なくとも福岡に迷惑倶楽部ありと 認識していただけたのではないかと思う。
北の聖地釜石松倉グラウンド、釜石の人たち、ラグビー、やっぱり最高!!

釜石復興応援ツアー参加者名簿一覧

1   山田 常男   SO 10
2   斉藤 正宏   WTB 14
3   田中 裕    FL 6
4   小畠 栄三   CTB 12
5   弥重 文朗   FL 7
6   川越 則明   HO 2
7   屋根田 正治  SH 9
8   前田 薫    FB 15
9   佐藤 貞治   SH 9
10  井元 宏三   PR 1
11  山下 誠司   NO8
12  深町 博文   PR 1
13  藤澤 健    CTB 13
14  河本 昌弘   FL 6
15  寺下 博康   LO 5
16  神原 良行   HO 2
17  木野 泰久   WTB 11
18  今井 渉    LO 5
19  池田 祥秀   FL 7
20  白幡 公博   SO 10
21  土田 晴敏   LO 4
22  高杉 司    PR 3
23  高橋 秀志   CTB 12
24  東 晃一    LO 5
25  三田 有彦   PR 3
26  石丸 純寛   FL 6
27  菅沼 克弥   WTB 14
28  関 敬介    WTB 11

試合経過

当日の遠征メンバーは、プロップだけで6名もいて、FWがBKに廻るなどメンバー構成に非常に苦労した。

1本目
   迷惑 5−12 釜石OB
   山下トライ
2本目
   迷惑 15−17 釜石OB
   池田トライ2
   菅沼トライ
3本目
   迷惑 0−17

釜石復興応援ツアー紀行文

報告   小畠 栄三

私が、紺白主体の東北遠征に参加したいと思ったのは、当初は参加者が少ないだろうとの予測から、 赤パンの私でも枯れ木も山の賑わいで、ワリカン要員の一人ぐらいにはなれるのではないかと考え参加を思い立ちました。 まあ、本音を 言えば、参加者がすくなければ試合に出してもらえるのではという厚かましい気持ちがあったのも事実です。

しかし、蓋を開けてみると以外にも、紺白だけで20名以上の参加者が集まり、とても賑やかな楽しい遠征になりました。 今回の釜石チームとの試合や、ファンクシヨンを通じて私たち迷惑倶楽部が忘れてしまっていた本来のラグビーに出会えた 気がします。
試合は白熱した好ゲームでしたが、その後のファンクションには選手だけではなく、女性や家族子供まで参加してみんな 一緒に心から楽しむ、それはもう賑やかで楽しいひと時でした。
南の端九州から北のはて東北までよくぞ来てくれました。との思いがヒシヒシと伝わって来て、参加して本当に良かったなあ と思いました。
翌日のホテル出発の際には、早朝にもかかわらず、見送りに釜石OBで迷惑のメンバーでもある高杉さんの奥様それにご両親 までも来て頂いた事からもその歓迎ぶりが、わかると思います。
我々迷惑倶楽部もこのような、気持ちで相手チームに接したいものです。


写真集

マスコット 大漁旗
集合写真